これからアメリカに留学や旅行などで訪れる人で不安なのがアメリカの入国審査。
この記事を読めば、アメリカ入国審査の流れや質問、対処法が丸わかりです!
英語が話せない人でも、アメリカの入国審査は問題ありません。
実際入国審査自体は、問題がなければ1〜2分で終わるものがほとんどです。
今回は、そんなアメリカの入国審査の流れやどんな質問が聞かれるのかを説明します。
アメリカ入国審査は厳しいのか?
アメリカの入国審査は厳しい印象がありますが、シンプルで簡単です。
自分も東南アジアを中心に旅をしたことがありますが、アジア諸国とは比べものにならないくらい質問を結構聞かれました。
やはりアメリカでの9.11テロが起きてから、入国に対する強化が一層された感じですね。
また世間一般では以下の国は入国審査が厳しいと言われています。
■入国審査が厳しいとよく言われる諸国
・アメリカ
・イギリス
・オーストリア
・スイス
・イスラエル
・サウジアラビア
などなど...
厳しいといっても、入国審査がどんなものかわかっていればシンプルで怖くありません!
そんな厳しいアメリカの入国審査を切り抜けるためには、しっかり流れや質問でどんなことが聞かれるのか把握しておきましょう!
アメリカ入国と入国審査の流れ
まずはアメリカの入国がどんな流れなのか全体を見ていきましょう。
■アメリカ入国までの流れ!
1. 飛行機がアメリカに到着
2. 入国審査
3. 荷物を受け取る
4. 税関
5. 入国
アメリカに入国するまでの流れはこのようになっています。
1. アメリカに到着
飛行機が到着して、機内から降りたら「Arrival」のサインにしたがって、人の流れについて行けば大丈夫です。
2. 入国審査
「Arrival」ゲートへ向かって歩くと、「永住権・米市民」・「ビジター」のレーンに分けられます。
旅行・留学・移住(永住権取得してない)の場合は、「ビジター」レーンへ行きましょう。
自分の番がやってきたら、パスポートと入国カードを渡し、入国審査官に聞かれた質問に答
えていきます。
3. 荷物を受け取る
ベルトコンベアでスーツケースや預け荷物が流れてくる「Baggage Claim」の場所にいきましょう。
自分の荷物が問題なく受け取れれば問題ありません。
もし自分の荷物が見つからない・自分の荷物が破損している場合は、「Lost&Found」などのカウンターに行き、対応してもらいましょう。
4. 税関
機内で渡された税関申告書を最後の税関のところで提出しましょう。
もし機内で税関申告書を渡されなかった、もらい忘れたりした場合は、そこら辺に税関申告書が置いてありますので記入しましょう。
時々抜き打ち検査で関税に止められることもありますが、気にせず検査に協力すれば問題ありません。
5. 入国
税関のゲートを抜ければ、空港の出口に出ます。
ここからは、タクシーを利用したり、バスを使ったり、ホストが迎えにきてたり、様々だと思います。
これでアメリカにに晴れて入国です。
アメリカの入国審査では何を確認されるのか?
アメリカの入国審査で確認されることは、あなたの身元確認やあなたの渡航目的を主に確認します。
ちかさんのYoutubeを見てもらえれば、どんなことが入国審査で聞かれるのかイメージできるでしょう。
■主に入国審査で確認されること
・あなたの身元確認
・渡航目的
・滞在先
・滞在期間
・現地の友人との関係(いる場合)
・いつ帰国するか
滞在先や、滞在期間なども聞かれますので、真実を伝える必要があります。
英語が得意じゃ無い人は予めメモ帳などにまとめて審査官に渡すのもアリです。
ここで何か矛盾点があったりすると、証拠など提出したり複雑になっていきます。
なので、なるべく聞かれた質問に正確に答えられるようによく聞かれる質問も確認しましょう。
アメリカの入国審査でよく聞かれる質問と答え【英語表現】
主に入国審査で英語が話せない場合は、なるべく簡潔に「Yes」か「No」で答えよう。
もし聞き取れない場合は、「もう一度言ってください」といった英語表現を使うことをオススメします。
では、よくアメリカの入国審査で聞かれる質問や答えの英語表現を確認しよう。
パスポートの確認
「Next!」とあなたの入国審査の番になったら、カウンターに行きます。
パスポートカバーなどつけてる人は外し、すぐにパスポートを出せるようにして起きましょう。
以下のようによく聞かれます。
■入国審査でよく聞かれる英語表現〜パスポート提示〜
・Can I see your passport?(パスポートを拝見させてもらえますか?)
・May I see your passport?(パスポートを拝見させてもらえますか?)
■答え方
・Sure.(もちろん)
・Here you are.(どうぞ)
こんな感じで大丈夫!!
渡航目的
パスポートを確認したら聞かれることが、渡航目的です。
以下のような質問でよく聞かれることが多いです。
■入国審査でよく聞かれる英語表現〜渡航目的〜
・What’s the purpose of your visit?(滞在目的は何ですか)
・What are you doing in the states?(米国であなたは何をする予定ですか)
■答え方
・For sightseeing(観光)
・For studying(留学)
・For business(ビジネス)
※Forはなくても、あってもどちらでも大丈夫です。
こんな感じで大丈夫!!
滞在期間
アメリカでの滞在期間も入国審査では絶対聞かれる質問です。
■入国審査でよく聞かれる英語表現〜滞在期間〜
・How long are you planning to stay?(どのくらい滞在する予定?)
・How long will you stay here?(どのくらい滞在する予定?)
■答え方
・5 days(5日)
・2 weeks(2週間)
・Until November 1st(具体的な航空券での帰国日)
こんな感じで大丈夫!!
滞在先
次によく聞かれる入国審査での質問が、滞在先についてです。
ホテルなら予約のメールなど見せる必要もある可能性がありますので、出せる準備をしておくと良いでしょう。
滞在先が友達の家とかだと、友達との関係を聞かれます。(後ほど例を紹介)
■入国審査でよく聞かれる英語表現〜滞在先〜
・Where are you staying?(どこに滞在するの?)
・Where will you be staying at?(どこに滞在予定?)
■答え方
At the ホテル名 hotel.(○○ホテルです。)
At my friend's house.(友人宅です。)
At host family’s house.(ホストファミリーの家です。)
At college dormitory.(学校の寮です。)
こんな感じで大丈夫!!
ほとんどのアメリカ入国審査はここら辺までしか聞かれません。
しかし、友達に会う場合や長期滞在する場合などはもう少し質問される可能性が高いです。
【その他】よく聞かれる入国審査の質問
もしかしたらアメリカ入国審査では、もっと質問をされるかもしれません。
そのほかに入国審査でよく聞かれる質問をピックアップしてみました。
現地の友人がいる場合
■入国審査でよく聞かれる英語表現〜現地に友人がいる場合〜
・Friends form where?(どこで会った友達?)
・How did you meet that friends?(どのようにそれらの友達に会いましたか?)
■答え方
・We’re classmate in ○○ university.(○○大学でクラスメートだった。)
・I met those friends when we had English summer camp program in Japan.
(日本で英語キャンプが開かれた時に私たちは会いました。)
ここで、会ったことないとかアプリで会ったとか変な答え方をすると更に質問責めが続きますのでお気をつけ下さい。
いつ帰国するか
これもあまり聞かれることはないですが、時々帰りのチケットを持ってるかも聞かれます。
■入国審査でよく聞かれる英語表現〜現地に友人がいる場合〜
・Do you have a return ticket?(帰りの航空券はありますか?)
■答え方
・Yes.(はい)といって帰りのチケットを見せましょう。
アメリカ入国審査で質問に答え終わると指紋採取!
質問責めがある程度終わったら、アメリカ入国審査では指紋を採取されます。
指紋採取は、右手の4本指→親指、左手の4本指→親指の順で登録することが多いです。
指紋を採取したら、入国時の写真を撮るのでマスクやサングラスなどしてる人は外してと言われるでしょう。
指紋採取の際によく言われる英語フレーズ
■入国審査でよく聞く英語〜指紋採取〜
・Press your four fingers on your right hand, please.(親指を除く4本指を置いて押して下さい)
・Press your thumb on your right hand, please.(右の親指を置いて押して下さい)
・Look at the camera.(カメラを見て)
入国審査で相手の言ってることがわからない場合
相手の言っていることがわからない場合、無闇に「Yes」や「No」と意思表示してしまうとトラブルになることもあります。
アメリカの入国審査で相手の言っていることがわからない、聞き取れなかった場合はもう一度言ってもらうようにしましょう。
■相手の言っていることがわからない時に使える英語フレーズ
・Can you speak slowly, please? (もう少しゆっくり話して頂けませんか?)
・Sorry, can you say that again? (もう一回言ってもらえませんか?)
もしゆっくり話してもらったり、言い直してもらってもわからない場合は、素直に英語がわからないことを伝えましょう。
何かしら対応してもらえるはずです。
■全く英語がわからない場合のフレーズ
・I’m sorry, I’m not good at English.(ごめんなさい、英語全くわかりません)
意外と「ソーリー」という単語自体はパワフルで、早く喋る人に対して人の話を止める効力があります。
アメリカ入国審査での注意点
ここでは、アメリカ入国審査の際に気をつけるべき注意点をいくつか紹介します。
長期滞在する人は説明をしっかり言えるように
1ヶ月以上アメリカに滞在する場合は、「観光」だけで理由を通るのはかなり無理があります。
資金、帰りのチケット、ホテルの予約、どんなことをする予定など明確に伝える必要性があります。
なので、予めアメリカに長期滞在する場合はここら辺を証明できる紙をコピーして持っておくなど準備しておきましょう。
適当に返事はしない
何を言っているかわからない時に「Yes」や「No」で適当に返事をすると、話が矛盾したり不審に思われます。
不審に思われたら別室送りになりトラブルにも繋がりかねないです。
英語がわからない時は、わからないと素直に入国審査官に伝えましょう。
無職と答えると止められる可能性も
アメリカでは、「無職」などと答えると良い印象はありません。
アメリカで不正に働かれることを政府はそれを許すわけもなく嫌っています。
なので、「無職」と答える場合はいつ帰るのかのチケットをしっかり開示できる状態にするか、「バイト」などの場合は「I have part-time job.」などと答えるようにしましょう。
特にバックパックなどでアメリカを横断する場合は下手に無職と答えると止められる可能性がありますので、無職と答える場合は資金や帰りのチケットなど準備しておきましょう。
声が小さいと疑われる可能性も
英語に自信がないと声が小さくなってしまうかもしれませんが、声が小さいと「この人嘘ついてるんじゃ」と思われたりします。
別に文法ぐちゃぐちゃでも構いませんし、「ジャパニーズイングリッシュ」でも相手は十分聞き取ろうとしてくれます。
なので、下手に疑われるくらいならハキハキと喋った方が良いです。
覚えておくと便利な入国審査でよく見る・聞く英単語
予めこれらの英単語を知っていると入国審査で戸惑うことも少なくなると思うので、覚えておくと便利です。
英単語 | 日本語訳 |
---|---|
immigration | 入国管理 |
immigration officer | 入国審査官 |
customs | 税関 |
custom form | 関税申告書 |
arrival | 到着ゲート |
departure | 出発ゲート |
boarding pass | 搭乗券 |
sightseeing | 観光 |
vacation | 休暇 |
destination | 目的地 |
occupation | 職業 |
nationality | 国籍 |
declare | 申告する |
fingerprint | 指紋 |
まとめ
予めアメリカへ旅行や留学を計画しているのであれば、初日から精神を磨り減らさないように準備はしておきましょう。
入国審査はシンプルで、準備しておけば怖くありません。
ほとんどの入国審査は1分〜2分で終わります。
なので、準備していけば入国審査は大丈夫です!
簡単にもう一度、アメリカの入国審査のおさらいをしておきましょう。
■アメリカ到着〜入国の流れ
1. 飛行機がアメリカに到着
2. 入国審査
3. 荷物を受け取る
4. 税関
5. 入国
■入国審査で主に質問されること
・あなたの身元確認
・渡航目的
・滞在先
・滞在期間
・現地の友人との関係(いる場合)
確かにアメリカの入国審査は厳しいイメージがあるかもしれませんが、これが彼らの仕事なのです。
決して怖いことはないので、皆さんのアメリカ旅行や留学が良いものに実ることを願っております!
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