どうもアメリカ在住のやま(@yamalog_)です。
ヒッピーという言葉聞いたことはありますか?
ヒッピーという言葉を知ったのは、僕がアメリカへ来てからでした。
そんなヒッピーですが、ヒッピーについて触れられているもの詳しくわかりませんでした。
もちろんヒッピーいついて書かれた本や、映画・小説などはよく出てきます。
そんな時、半ヒッピー生活をしている友人にアメリカで出会いました。
その出会いから少しヒッピーというものに自分自身も興味を持ち始めました。
今回は、そんな「ヒッピー」にいついて起源や歴史、文化、現代のヒッピーについて紹介していきます。
ヒッピーとは

ヒッピーとはアメリカ中に対し、「自然を愛し、愛と平和を訴えて麻薬に対しても自由な生き方」を求めて来た人達のことをさします。
ヒッピーといえば、見た目が個性的だったり特徴的な音楽を聴くイメージを持っている人が多いことでしょう。
しかし、個性的とみれる理由には、過去のアメリカ社会に対して「反社会的な運動」でもあったからです。
伝統や従来の制度などの既存のルールに縛られる事なく、彼らは生きていくフリーな生活を主張し続けました。
これが今のアメリカの「自由の国」という部分に繋がっているのかもしれませんね。
ヒッピーの文化
ヒッピーの言葉の起源は1960年代と考えられています。
社会への不満を抱えた若者たちが、自由を求めた野生の生活をスタートさせたのがヒッピー文化の始まりです。
ヒッピー達が目指した世界は、「自然と共同する世界」
具体的にヒッピー文化を説明すると、「愛・平和・自由・自然・○ックス」を象徴するものでした。
ヒッピーに教祖とか、リーダーがいた訳でもありません。
ただ単に自由を求める人々が集まり、それがムーブメントとなっていき社会に影響を与えていったのがヒッピーです。
ヒッピーの歴史と現代まで

ヒッピーの歴史を実際に見ていくと、どうしてヒッピーが生まれたのかがわかります。
どういう時代背景で「ヒッピー」という言葉や文化が生まれたのか時代別に見ていきましょう。
ヒッピーの秘密が紐解かれると思います。
1940年代、50年代 ヒッピーの起源
元々、「ヒップ」という言葉がアフリカ系アメリカ人を中心に存在していました。
それは、アメリカでは有名な詩人・小説家アレンギンズバーグやジャックケルアックなどの過激派な詩人などを表す際に使われていました。
そしてこれらの詩人によって刺激され少しづつ、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨークのボヘミアンアーティストコミュニティへと広まっていったのです。
ボエへミアンとは
世間の習慣など無視して放浪的な生活をする人。
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1960年代 ヒッピーという言葉が誕生
「ヒップ」という言葉から、1960年代になると「ヒッピー」という言葉ができました。
ベトナム戦争に対して、この頃多くの若者が反対運動を起こし、「愛と平和と自由」を主張し続けてきました。
それらの行動を見た、ジャーナリストの人々が「ヒッピー」という言葉使い始めたところから広まっていきました。
1970年代 ヒッピー文化の衰退
ヒッピーたちの活動は1975年のベトナム戦争が終戦になり、活動も縮小していきました。
またアメリカ政府の薬物取り締まりも強化されていきました。
それらが要因となり、ヒッピー活動も減っていったのです。
1990年代 ヒッピー文化が再び復活
90年代に入ると、60年代(シックスティーズ)への憧れが流行化し始めたのです。
日本でも90年代とか80年代の服装・文化が流行った時もありますよね。
そんな感じに近いです。
それによって、少しずつ「ヒッピー」に対する考え方や思想がアメリカの若い世代にまた広まっていきました。
もちろん90年代の新しい世代の「ヒッピー」流行では、反社会的な思想面を強く持っていた初期の頃とは違い音楽やファッションなどを中心に広まっていきました。
2000年代 現代のヒッピーの生活
アメリカ社会に留まらず世界までに影響を与えたヒッピーですが、現代になるとヒッピーはそう多くはありません。
わずかながら、ヒッピーのコミュニティは存在するようです。
現代のヒッピーは、家を保持しながら、職業を持ち、家庭を持ちながら趣味の範囲で「ヒッピー文化」を取り入れている人がいます。
自分の友人にも、ヒッピーの文化や服装を取り入れながら生活しています。
ヒッピーファッション
ヒッピー音楽
ヒッピー思想
などなど...
それぞれ生活の一部に取り入れながら、生活している人はまだまだアメリカには存在します。
ヒッピーの聖地は?
そういえば、ヒッピーの歴史や文化は紹介しましたが、まだどこから生まれたのか聖地を紹介していませんでしたね。
ヒッピーの人達が、1960年代に共同生活をスタートされたという聖地が2箇所あります。
当時、有名な詩人やミュージシャンなどが愛と平和を綴った歌や演説などの活動がされており聖地となりました。
それがサンフランシスコ(ヘイト・アシュベリー)と、ロサンゼルス(ローレル・キャニオン)です。
サンフランシスコ(ヘイト・アシュベリー)

ヘイト・アシュベリーはサンフランシスコ空港からも近くて、車を使えば20分ほどで到着します。
今でもヒッピー向けのファッションや古いレコードショップなどが今でも立ち並ぶ場所です。
ヒッピー文化をいまだに感じることができる観光地となっております。
ロサンゼルス(ローレル・キャニオン)

ロサンゼルスの郊外にあるのが「ローレル・キャニオン」と呼ばれる街です。
あの映画で有名なハリウッドの郊外で、かつては多くのミュージシャン達が一緒位に住み、寝食を共にするミュージシャンの聖地にもなっています。
ハリウッドからは車で5分ほどなので、ハリウッド観光に来た際は立ち寄ってみるものいかがでしょうか。
ヒッピーファッションの特徴
ヒッピーといえば独特なファッションや格好であることが有名ですよね。
また男性と女性でもヒッピーのファッションは少し違います。
ヒッピーファッションの特徴を見ていきましょう。
ヒッピーファッションの特徴男性編
■長い髪にヒゲ
■ジーンズ
■ヒッピーアクセサリー
■柄物(極彩色のぐるぐる巻き模様、ペイズリー柄、ストライプ模様など)の洋服
ヒッピーファッションの特徴女性編
■スカートとドレス
■花のヘッドバンド
■ヒッピーアクセサリー
■柄物(極彩色のぐるぐる巻き模様、ペイズリー柄、ストライプ模様など)の洋服
ファッション以外の特徴

■野宿用のテントを持っている
■ギターなどの楽器
■ピースマークをはじめとしたシンボルマーク
■激しいサイケデリックロック音楽
■麻薬
■ヒッピー用のバン
ファッション以外にもヒッピーの特徴はたくさんあります。
思想的には「自然を愛し、愛と平和を主張」することですが、基本的に当時のヒッピーは野宿生活でした。
野宿生活でいくつか仲間と一緒に楽しむ事などが特徴と言えるでしょう。
たとえば、テントや楽器、激しい音楽、麻薬などは仲間と当時楽しんでいたようです。
今でもキャンプを好む半ヒッピーを取り入れている方もいます。
まとめ:ヒッピーは現代社会にも影響を及ぼしている
今回は、ヒッピーについて起源・歴史・特徴などについて詳しく紹介しました。
反社会的なメッセージをヒッピーは当初伝え続けてきました。
そのこともあり、現代でもヒッピー文化やファッションなどに影響しています。
昔と違い、少し考えもマイルドになり今では「自然を愛し、愛と平和をを訴える」表現の1つとして名残があります。
そんな現代にも強い影響を与えるのがヒッピーです。