思っていたより、アメリカで運転免許を取得することは簡単でした。
そこで今回はアメリカでの免許を取得するまでの流れやポイントがわかるように解説していきます。
・運転免許を取得するまでの流れ
・英語ができなくても運転免許に合格するためのコツ
・アメリカでの運転免許の勉強方法やルール
アメリカで運転免許を取得の流れや費用は州によって多少異なるようですが、以下は同じです。
・日本よりアメリカの方が運転免許取得費用が安い
・DMVの予約次第では取得まで1ヶ月かからない
・免許取得までの流れがシンプル
日本で運転免許するよりもアメリカの方がシンプルで安いということが言えます。
しかし、運転免許に関する技術を学べるので「命や安全を買う」って考えるのであれば日本で運転免許を取得しておくのに越したことはありません。
では早速、アメリカで運転免許を取得するまでの流れを見ていきましょう。
アメリカで運転免許を取得するまでの流れ
アメリカで運転免許を取得するまでの流れはいたってシンプルです。
1. 筆記試験の勉強をする
2. DMVに直接行き、筆記試験を受ける
3. 仮免交付後、実技練習
4. 実技試験の予約後、実技試験に合格する
アメリカで運転免許を取得するまでの流れはかなりシンプルです。
たったのこの2つに受かるだけでアメリカでは運転免許を取得することができます。
飲み込みが早ければ1ヶ月もかからないで免許を取得することも可能です。
詳しい流れを見ていきましょう!
筆記試験に合格するまでの流れ
アメリカで運転免許を取得するためには、筆記試験に受からなければいけません。
筆記試験に合格するまでの流れを紹介します。
各州のハンドブックを読んで勉強
まずはアメリカの道路や交通に関する勉強をしましょう。
アメリカだけでなく、州によってドライビングルールも変わるので州が定めているルールブックを目に通しておくといいです。
ちなみにカリフォルニア州のハンドブックは日本語で書かれているので、英語苦手な方はこちらを最初に目を通したら自分の州のものを見てみると良いです。
模擬テストを受けてみよう
ある程度ハンドブックを読み終えたら、実際にDMVの模擬テストを受けてみましょう。
模擬テスト用のアプリなんかもあるので、試してみて下さい。

筆記試験を受けるために必要な書類準備
ウィスコンシン州で筆記試験を受ける際に、いくつかの必要書類を持っていく必要があります。
持っていくべき必要な書類が以下です。
・I-94(入国申請書)
・パスポート
・自分の住所を証明する書類
・戸籍標本(日+英訳済みのも提出)
・SSN
また州によっては筆記試験を受けるのにも「予約」が必要になるみたいなのでこちらを合わせて確認しておきましょう。
筆記試験を受ける
持ち込み書類が確認できたら、写真を取られたり、簡単な視力検査をしたりしました。
あとはPCでテストを受けるだけです。
僕が受けた時は英語がスペイン語しか選べなかったので英語を選びました。
州によっては日本語などに対応している場合もあるそうですが、英語の勉強がてら頑張りましょう。
筆記試験の合格ラインですが、どこの州も80%以上がボーダーです。
ちなみに筆者は筆記落ちてるので、再度受験しましたが1日後なら再度受けらると言われたので、落ちてもまた挑戦しましょう!
でも必死に問題と答え覚えまくって合格することができました。
路上実技試験に合格するまでの流れ
実際にある程度車を運転して練習したら、実技試験を受けます。
この実技試験ですがだいたいどこの州もDMVの予約に1ヶ月くらいかかるので、多少自信なくても予約しちゃうのがいいです!
実技に向けて公道を走る練習
ドライビングスクールに通ってる人は、実際に教官に見てもらいながら公道で練習します。
免許取得後1年経過の21歳以上の人が隣に乗っている場合は、公道を運転することも可能なので、自家用車で練習することができます。(ウィスコンシン州の場合)
本当に慣れなのでゆっくり焦らず頑張りましょう!
実技試験を予約する
実技試験を各州のDMV(Department of Motor Vehicles)サイトから予め予約しておく必要があります。
ちなみにこのロードテスト(実技試験)ですが、予約に1ヶ月程かかるケースがほとんどで予約がいっぱいなので、早めに取りましょう!
路上実技試験(ロードテスト)本番
実際の実技試験いわゆるロードテストで確認されたことを覚えてる限りで紹介するよ!
確認書類
DMVに着いたらまずは予約している旨を伝えます。
・DMVから発行された仮免
・車両の登録証
・車両の保険
そうすると本人確認書類があるか聞かれるので、見せたら呼ばれる待ちます。
出発前に確認されること
実際に本人確認書類などをチェックして自分の番が呼ばれるまで待ちます。
試験官が来ると車の部品に欠品などがないかチェックされます。
・ウインカーは右、左つくか
・ブレーキランプは点滅するか
・クラクションは鳴るのか
これらの部分がちゃんと点滅するか確認されました。
その後、試験官が車に乗ったら出発前にいくつか質問されます。
・シートベルトやミラーは正しい位置か
・ヘッドライトをつけるレバーはどれ?
・ワイパーを動かすレバーは?
・ハザードのボタンは?
・サイドブレーキの使い方
・くもりを取る方法は?
出発後のロードテスト
出発前の質問に答え終わったら、今度は実際に路上へ出て走ります。
路上を走っていて求められたのが以下の項目です。
・右に曲がる
・左に曲がる
・車線変更をする
・道路標識に従っているか
・路上に駐車(まっすぐバックできるか)
・Yターン
だいたい走っていて聞かれたりした部分が上記の内容ですね。
時々、ロードテストではパラレルパーキングっていう難しい駐車方法を求められる場合もあるらしいです。
出発後のロードテストはDMV付近を10分〜15分くらい走っていました。
なので、DMV付近を走り慣れていると少し楽になるかもしれません。
ロードテストの点数
ウィスコンシン州の場合は、0点からどんどん加点されていく方式になっています。
25点を超えてしまうと失格となります。
アメリカと日本の運転に関する違うルール
アメリカと日本では運転に関するルールが多少違うので一部紹介します。
左ハンドル
日本で運転したことがある人からしたら少しややこしいかもしれません。
左ハンドルなのでワイパーとウィンカーのレバーが反対です。
ウインカーレバーが反対
ウインカーレバーが日本の右ハンドルの車と反対です。
レバー上→右ウィンカー
レバー下→左ウィンカー
右側通行
日本は左車線側を通行しますが、アメリカでは右側車線通行です。
赤信号でも右折可能
赤信号でも車が来ていない場合、一時停止してから右折することができます。
「NO TURN ON RED」というサインがあるところは右折できませんが、基本的に右折可能です。

ちなみにこういう矢印信号がついている場合だと、矢印が赤になってると右折できないのでこれも注意しましょう。
踏切で必ず一時停止は不要
日本だと踏切は必ず一時停止ですが、アメリカでは「STOP」サインがない限り止まる必要はありません。
むしろ止まると後ろから追突される可能性があるので、アメリカでは危険な行為になります。
ラウンドアバウト
ラウンドアバウトは丸型の道で、どこ方面にもいける便利な道です。
基本的にラウンドアバウトの前には「YEILD」サインがあり必ず止まる必要はないですが、車が来てないか安全確認の見極めが必要になります。
タイミングが重要なので慣れるのに少し時間がかかるかもしれません。
【ロードテストの試験に出た】知っておくべき知識
ここからは実際にロードテストで聞かれたことや準備しておくべきロードテストの知識をyoutubeや画像を使って解説します。
ここで紹介したものはDMVの筆記、実技でほぼ必ず聞かれるので覚えておきましょう。
ハンドシグナル
https://www.quora.com/What-are-the-driving-hand-signals-How-do-they-differ-form-each-otherより
自分の場合は聞かれませんでしたが、もしウィンカーが壊れている場合はハンドシグナルというものを使います。
これを聞かれることも多いので、覚えておきましょう。
坂での駐車方法
http://illinoiscarlaws.com/parking-rules/より
坂に車を止める時のルールですが、これはロードテストで横に止まってと言われた時に聞かれました。
坂に止める時、車輪がどっちにいくべきなのかを答えました。
下り坂 | 車輪を右側に |
---|---|
上り坂+縁石ありの場合 | 車輪を左側に |
上り坂+縁石なしの場合 | 車輪を右側に |
あとは坂に駐車するとき絶対にサイドブレーキ(emergency brake)は忘れないように!
実際に坂にいることを想定して試験中に出されることもあるので覚えておきましょう。
スクールバス追い越し禁止
アメリカでスクールバスを追い越すと罰金取られます。
また赤ランプが点灯している時は両者線止まらなければいけないので覚えておきましょう。
これ無視するとロードテストも一発アウトになります。
4Way stop
アメリカの十字道路には4way stopというものがあります。
止まった順番から基本的には行けますが、動画を見てルールを覚えておきましょう。
赤信号の右折方法
先程も紹介しましたが、アメリカでは赤信号時でも禁止サインがない場合や車が来ていないなど安全確認ができた場合一時停止後に右折できます。
Yターン
試験でも空いている道で実際に聞かれたのが、Yターンです。
ラウンドアバウト
アメリカには多数のラウンドアバウトがあります。
自分がいるレーンにずっといないと入ってくる車にぶつかってしまいます。
ラウンドアバウトを練習で走る前にデモンストレーション動画を見て覚えましょう。
パラレルパーキング
自分の場合、運よく試験では聞かれませんでしたが実技試験でよく聞かれるので有名な駐車方法です。
仮に聞かれた時に対応できるよう練習しておきましょう。
まとめ

今回はアメリカで運転免許を取るまでの流れや運転免許でよく出る知識を紹介しました。
慣れるまで大変ですが、慣れればアメリカでも簡単に運転免許取れるのでこれから取る方は頑張って下さい。
1. 筆記試験に受かる
2. 路上試験に受かる
この2つに受かればアメリカで運転免許を取得できます!
ハンドシグナル
坂での駐車方法
スクールバス追い越し禁止
4Way Stop
赤信号の右折可能
Yターン
パラレルパーキング
ラウンドアバウト
ここら辺の知識を抑えておけば合格できる可能性が高くなりますので、ポイントを逃さないようにしっかり覚えておきましょう。